台所の排水口が流れない!…詰まり解消までの一部始終!
2022年4月某日、台所の排水口(パイプ)が詰まりましたが、なんとか解消することが出来ました。
本記事では、詰まりを解消するべく行った対策を順番に紹介していきます。
また、その時の奮闘の様子も書いてあります。
同じように台所の排水口が詰まって、困っている人の助けになれば、幸いです。それではどうぞ!
台所の水はけが悪いな~
事の起こりは「なんだか水はけが悪いな~」位でした。
まさか、こんなに手間取ることになろうとは…夢にも思っていない、そう、お気楽なものでした。
行動1. ゴミの溜まった水切りネット回収
まずは、排水口のカバーを外し、ゴミが溜まった水切りネットを回収。
大抵はこれで、片付くのですが、その日は違いました。水切りネットを新しくしても、一向に流れが良くならなかったのです。
行動2. パイプユニッシュを流し込み、1時間放置
時間はかかりますが、排水はされている様子だったので、お馴染みのパイプユニッシュ(下記画像参照)を注ぐことにしました。
本体に記載してある説明書を基に、詰まり解消に必要な使用量を注ぎ、説明書に書いてある15~30分より倍の時間を放置することで効果倍増を狙いました。
1時間経過した後、蛇口を開けて、十分な水を流して…完了!
…と思いきや、全然流れず、急いで蛇口をしめました。
行動3. 60℃お湯張り作戦
~この辺りで、いよいよ焦り出し始めました。~
改めて排水口を確認すると、ゆっくりではありますが、排水は出来ている様子。
ただ、遅い。遅すぎる!
このままでは埒が明かないので、スマホで検索すると、60℃位のお湯を流すと良いという情報がありました。
油汚れ等が冷えて固まることで詰まるといったことがあり、その場合、お湯を注ぐことが有効であるとのこと。
詰まっている油の塊(?)を柔らかくし、詰まりを解消することが狙いです。
60℃にこだわる理由は、配管によく使われている塩ビパイプ(ポリ塩化ビニル)の耐熱温度が70~80℃位といわれており、70~80℃のお湯を流すと、破損・変形といったトラブルが生じるためです。
(少量の熱湯であれば、溜まった水によって冷やされ、耐熱温度を下回り、破損・変形することは殆どないようですが、一気に熱湯を大量に流すといったことをするとトラブルの元のようです。ご注意ください。)
早速60℃のお湯作戦開始です。手順は以下の通り。
- 貯まってる水を空のバケツに移す。
- 排水口にいらない布切れなど(誤って流れていかないように注意)を詰め、栓する。
※後ほど栓を抜くことを考え、ビニール袋を入れる等して、取っ手を作ると便利です。
※私は取っ手をつけ忘れたので熱い思いをしました。 - 60℃のお湯を用意する。(私の家の場合、給湯器の給湯温度を60℃に設定した)
- 60℃のお湯をシンクに貯めていき、今回は3分目位でお湯を止めました。
- 布切れの栓を抜く。
…栓を抜いても、流れない…だと…!?
行動4. 排水菅確認(外)
まさか、本当に詰まってしまったのか?
そこで、冷静に排水菅を確認することにしました。
家の外に出て、「おすい」「うすい」と書かれた蓋を片っぱしから開けていき、排水菅の詰まりを確認しました。
※台所の排水は「おすい」を通るようです。後で知りました。
外から確認する分には、水がどこかでせき止められている様子もなく、問題はありませんでした。
ここから台所から外の排水菅までの間で何かが起こってると推察出来ました。
行動5. 排水菅確認(室内)
家の中に戻ると、シンクのお湯がいっこうに排水されず、溜まったままでした。
いよいよ流れなくなってしまいました。ガックシ。orz
気を取り直し、次は、排水口直下のパイプを確認します。
システムキッチンの引き出しを取り外し、外観を確認。(下記写真参照)
本来、明かりが入らないので真っ暗ですが、ヘッドライト(下記参照)のお陰で明るいです。
※両手が開くので、暗いところの作業に重宝します。アウトドアグッズ、防災グッズとしても使えるので、一家に1個、オススメしたいです。
ヘッドライトのオススメはさておき、連結部から液のしずくが垂れていました。(?)
疑問に思いつつも、「詰まりが取れないかな~」と、何気なくパイプを揺らしていると。
スポッ!?(連結部が外れた。下記参照)
外れた連結部から、シンクに貯めていたお湯が一気に流れ込み始めました。
ヤバいヤバいヤバいヤバい!!(パニック!)
急いで連結部を繋ぎ直すも既にシンクの下は水浸し…。ただ、引き出しを取り外しておいたお陰で、被害は床面だけで済みました。
タオル2枚使って、床の水溜まりを拭き取り、回収しました。…トホホ、そしてお湯なので熱い。
パイプを揺らす際は、連結部外れにご注意を…
行動6. パイプ清掃
ともあれ、パイプは取り外せるようなので、慎重に上側(シンクに近い側)から分解し、中の水をバケツに移し替えていきました。
分解したパイプの中を、古い歯ブラシを使ってお掃除していきました。
こびりついた汚れは、藻みたいな色をしており、臭いました。我慢我慢。
シンクの下から確認できるパイプ以降の蛇腹ホースは角度的にお手入れが難しく、お掃除は断念しました。
パイプを元通りに組立て終えると、再度60℃お湯張り作戦を行いました。
行動7. 再度、60℃お湯張り作戦
行動3と同じ手順で行うも、結果流れず。
…おいおい、嘘だろ。誰か嘘だと言ってくれ!
行動8. ペットボトル空気送り作戦
ここで、もう1つの作戦を決行することにしました。
その名も「ペットボトル空気送り作戦」。
空のペットボトルを絞り、ペットボトル内の空気を送り込む作戦である。
早速試してみるも、送り込んだ空気がそのまま戻ってきているような感じがして、手応えはなし。
それでも10回ほど繰り返すも、詰まりが解消しそうな感じはなく、断念。
行動9. 再々度、60℃お湯張り作戦
~殆ど諦めかけていたのがこの辺り~
とりあえず、個人的に手応えのあった60℃お湯作戦をもう1度することに。
そうと決まれば、貯まってるお湯をバケツに回収。
例のように、60℃のお湯を貯めるのですが、今回は、最初から熱々の60℃に仕上げたもので挑むことにしました。
※蛇口を開きたての始めのうちは冷めている為、今回は使用しない。
※シンクも先のお湯張りで温まっている状態でチャレンジ。
さっきはシンク3分目まで貯めましたが、水圧に期待してシンク7分目位までお湯を貯めました。
さぁ、意を決して栓抜き!
うんともすんともせず。
最後のあがきに、排水口下パイプを揺らすもダメ。
む、無念。
行動10. 泣く泣くアフターサービス等の調査
自分に出来ることはやった。ベストは尽くしたつもりである。
途方にくれていたのも束の間。
このままにしとく訳にはいかないので、システムキッチンのアフターサービスや、建売購入時のアフターサービスについて調査をしていると…。
突然、ゴゴゴッ!とスゴい音がし始めました!
なんと、貯めてあったお湯が一気に排水口に吸い込まれていくではありませんか!
さっきまでが嘘のように、すっかり元に戻った排水口がそこにいました。
喜びのあまり、ガッツポーズを決め、全てのものに感謝し、「ありがとう」と手を合わせていました。(悟り)
詰まりの原因は…おそらく、「油分」
油分を多く含む液体が冷えて固まったことが原因かなと思ってます。
最近、油汚れをなるべく少ないお湯と洗剤で下洗いし、その後は冷たい水をチョロチョロ出しながら洗っていたのでその為だと思います。
節水を考えてのことでしたが、結局、詰まりを解消する為に大量のお湯を使ったので元の子もありませんでした。
もう笑うしかない。「アッハッハ!」
今後の教訓
今回の一件からは、以下の教訓を得ました。
- 油分は極力拭き取り、流さないこと。
- 洗ったあとは真水を流さず、お湯を流すこと。
- 70~80℃の熱湯はパイプに流さないこと。
みなさんも排水口の詰まりには、ご注意を!!